同意に関する変更により失われたコンバージョンを補完する
EEA(欧州経済領域)や英国など、同意モードのバナーが必要な国や地域では、同意モードを使用して、サイトにおけるタグの動作をユーザーの同意状況に基づいて調整し、Cookie 使用への同意が得られない場合に生じるキャンペーン効果のギャップを解決することができます。
同意モードを使用するメリット
-
同意に関する選択を尊重Google 広告およびアナリティクスでの Cookie の使用への同意に関するユーザーの選択を尊重しながら、コンバージョンを効果的に測定できます。
-
未知の要素を解明コンバージョン モデリングを使用すると、同意に関するユーザーの選択により広告インタラクションに関連付けられなかったコンバージョンの測定データを補完できます。
-
効果を正確に測定拡張コンバージョン(ウェブ向け)と同意モードを併用し、機械学習を取り入れることで、広告効果の全体像を把握できます。
同意モードを使ってコンバージョンを7% 増加させた TUI
グローバルに展開する大手旅行会社の TUI は、プライバシーに配慮した精度の高いデータ測定を実施しています。最近立ち上げた新しいウェブサイトに、Google を利用して同意モードを導入し、Cookie に関する同意モードのバナーを掲載したところ、ユーザーから Cookie の使用について同意が得られなかった場合に測定できなかったコンバージョン数を推定できるようになりました。同意モードの導入後は、ユーザーの同意に関する選択を尊重しながらも、Google 広告キャンペーンによるコンバージョンを 7% 増やすことができました。
同意モードの仕組み
-
ユーザーがウェブサイトを訪問し、同意モードのバナーから Cookie 使用への同意に関する選択を行います。 -
同意モードを使用すると、ユーザーの同意に関する選択に基づいて Google タグの動作が調整されます。 -
同意が得られた場合は、コンバージョンのデータが通常どおりレポートされます。同意が得られなかった場合は、同意モードのモデリングによってコンバージョンが補完されます。
同意モードの利用を開始する
よくある質問
どのケースでも、ping には機能に関する情報(タイムスタンプ、ユーザー エージェント、参照 URL など)が含まれます。
その他の集計情報や個人が特定されない情報には次のようなものがあります。
その他の集計情報や個人が特定されない情報には次のようなものがあります。
- ユーザーがサイトで現在閲覧しているページまたはその前のページの URL に、広告クリックに関する情報(GCLID や DCLID など)が含まれるかどうかを示すシグナル
- 同意ステータスに関するブール値の情報
- 各ページの読み込み時に生成される乱数
- サイト所有者が使用する同意プラットフォームに関する情報(デベロッパー ID など)
同意モードでは、保存された Cookie は使用せず、ping で個々のユーザーの同意を取得します。同意が得られなかった場合は、個人が特定されない機能的な情報のみを含む ping が送信されます。
推定コンバージョンでは、Google が直接観測できないコンバージョンを推定するために、個人を特定しないデータを使用します。これにより、コンバージョンに関するより詳細なレポートを提供できます。
詳しくは、こちらの「オンラインコンバージョンの推定について」をご確認ください。
詳しくは、こちらの「オンラインコンバージョンの推定について」をご確認ください。