iOS アプリ キャンペーン向けに、コンバージョン モデリングや SKAdNetwork など、複数の測定方法が登場してきました。SKAdNetwork を利用すると、アプリ広告主様は広告アクティビティ(インプレッション、クリック、アプリ インストールなど)の集計データを測定できるようになるため、SKAdNetwork は iOS キャンペーンのパフォーマンスを評価するうえでますます重要になっています。
SKAdNetwork のコンバージョン値スキーマを設定することは、アプリ内イベントのパフォーマンスを測定し、インストール後のアクションまたは目標広告費用対効果を重視してキャンペーンをより効果的に最適化するには特に重要です。スキーマにより、ビジネスにとって重要なアプリ内イベントまたはアプリ内収益のバケットを指定することができます。
このガイドでは、次について概要します。
01 スキーマを設定する際のベスト プラクティス
02 最適化に向けてスキーマを Google 広告と統合する
アプリ内イベント測定用のスキーマをセットアップする
現在、アプリ内イベント測定向けの SKAdNetwork コンバージョン値のスキーマは、Google アナリティクス、サードパーティの App Attribution Partner、または Google Ads API を通じて設定できます。コンバージョン値のスキーマは、いずれか 1 つを選んで設定することをおすすめします。Google アナリティクスを介して設定されたコンバージョン値のスキーマは、Admin API でエクスポートできます。スキーマを設定したら、キャンペーンの最適化を行うために Google 広告アカウントと統合する必要があります(詳しくは下記を参照)。
Apple は現在、SKAN のバージョン 3 と 4 をサポートしていますが、Google のコンバージョン モデリングでは、測定とキャンペーンの最適化に、各バージョンの「粒度が細かい」コンバージョン値のみを使用します。現在、SKAN バージョン 4 の「粒度が粗い」コンバージョン値はサポートされていません。
スキーマの「粒度が細かい」コンバージョン値とは、0~63 の数値で、モバイルアプリ内の特定のユーザー行動を表すために広告ネットワークに送信されます。これらの値のデータは、プライバシー基準の最大値を満たしている場合にのみ送信されます。さまざまなアプリ内イベントに「粒度が細かい」コンバージョン値を割り当てることで、ユーザー行動とキャンペーンのパフォーマンスに関するより詳細な分析情報を得ることができます。こうした分析情報により、SKAN のプライバシー制約内でより効果的な最適化戦略を策定できます。
スキーマに含めるコンバージョン値(CV)フィールドは、ビジネスとアプリに固有のものになります。これらの値は、アプリ キャンペーンの最適化で重視するアプリ内イベントを表すものである必要があります。また、これらのイベントが Google 広告のコンバージョン設定内にも最適化対象のコンバージョン イベントとして存在していることを確認してください。
スキーマ設計の例について詳しくは、以下の動画をご覧ください。
スキーマを Google 広告と統合してキャンペーンを最適化する
SKAdNetwork のコンバージョン値スキーマをセットアップしたら、目標アクション単価と目標広告費用対効果の入札戦略のパフォーマンスを強化するために、スキーマ イベントを Google 広告アカウントと統合する必要があります。現在、このイベント統合はベータ版として提供されています。詳しくは、アカウント マネージャーにお問い合わせください。
コンバージョン値スキーマが、ご利用の App Attribution Partner に固有の適切な測定モードに設定されていることを確認してください。
| パートナー | モード |
| Adjust
|
カスタム |
| Airbridge
|
収益、イベント、完了したオーダー数 |
| AppsFlyer
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SKAN 4.0、カスタム、収益、コンバージョン、エンゲージメント、デコード |
| Google アナリティクス
|
カスタム |
| Branch
|
顧客イベント エイリアス、収益額の範囲 |
| Kochava
|
収益、最も価値の高いイベント、エンゲージメント、ユーザー ジャーニー |
| Singular
|
収益、コンバージョン イベント、エンゲージメント ファネル、混合モデル |
Google 広告とイベントをマッピングする
上述したように、目標アクション単価と広告費用対効果のアプリ キャンペーンについては、現在ベータ版で、SKAdNetwork スキーマを利用して最適化を改善する機能を提供しています。SKAdNetwork のコンバージョン値スキーマの設定にサードパーティの App Attribution Partner を使っている一方で、Google アナリティクスのアプリ内イベント重視で入札している場合には、ご利用のパートナー経由で設定されたアプリ内イベント名と Google アナリティクスのアプリ内イベント名が対応していることが重要です。このベータ版を利用する際は、Google 広告の管理画面で Google アナリティクスのイベント名をサードパーティのイベント名に直接マッピングする必要があります。
このマッピングは重要です。イベントの命名規則は両者で異なっている場合があるため、マッピング情報は必須です。たとえば、パートナー事業者の管理画面での「in_app_purchase」イベントと、Google アナリティクスでの「purchase_one」を対応させる必要があります。イベントを相互にマッピングしないと、パートナー イベントと Google アナリティクス イベントに関連付けられている SKAdNetwork コンバージョン値が判断されないため、モデルが効果的に調整されません。
このベータ版を使用していない場合でも、Google 広告の管理画面でイベントをマッピングし、Google アナリティクスと App Attribution Partner の両方で、すべてのイベントが Google 広告のコンバージョン イベントとしてすでに追加されているようにすることで、このステップの準備を整えることができます。