このページの内容
- YouTube for Performance でコンバージョンを促進
i. データの充実度
ii. コンバージョン数
iii. AI によるターゲティング
iv. クリエイティブのバリエーション - キャンペーンの構成
- パフォーマンスの評価
次の成長機会は YouTube にあります。YouTube は、世界で最も信頼されるクリエイターたちと、AI がもたらす高い関連性、そして成果が結び付く場所です。デマンド ジェネレーション キャンペーンは Google の AI を活用しているため、「YouTube for Performance」に沿って運用することが、高い成果を上げるための重要な指針となります。
これら 4 つのベスト プラクティスのうち 3 つ以上を導入した広告主様では、平均でコンバージョン数が 40% 以上、コンバージョン値が 30% 以上上昇しています。1
YouTube for Performance でコンバージョンを促進
1. データの充実度
正確な測定は、パフォーマンス向上のための最も重要な要素です。質の高いシグナルを取得し、費用対効果を向上させ、Google の AI を成長エンジンとして最大限に機能させるうえで、適切なデータ基盤の整備が不可欠となります。
シグナルの精度を最大限に高める方法:
- Google タグ ゲートウェイを実装し、PII を使用します。
または - 3 つ以上の主要な識別子を使用してオフライン データをインポートします。推奨される識別子には、GCLID、PII、IP、トランザクション ID、GBRAID / WBRAID、session_attributes などがあります。
成果を出すためのヒント:
- デマンド ジェネレーションで Google の AI の最適化機能を最大限に活用するには、ファーストパーティのオフライン データ インポートでは、ID ベースのシグナル(PII または IP アドレス)を優先することが重要です。YouTube では、コンバージョンの大部分がクリック以外のエンゲージメント(エンゲージ ビュー)を通じて発生するため、これらの識別子を含めることで、クリック以外のコンバージョンを確実に測定し、貢献度を割り当て、最適化に活用できます。
- すべてのデータソースを接続する: すべてのデータが広告プラットフォームに接続されていることを確認します。Google アナリティクスと Google 広告のアカウントをリンクして、Google アナリティクスのコンバージョンとオーディエンスを入札対象にします。アプリ コンバージョンを測定するには、Firebase 向け Google アナリティクス SDK も使用します。
- サイト全体にわたる堅牢なタグ設定を実装する: Google タグまたは Google タグ マネージャーを使用して、最も重視するデータを取得します。また、Google タグ ゲートウェイにアップグレードして、自社ドメインからタグを配信できるようにします。これにより、測定シグナルの精度や安定性が大幅に向上します。
- その他のオフライン ソースを接続する: CRM やその他のオフライン ソースをデータ マネージャーに接続して、顧客の全体像を把握します。Data Manager API を使って、データをプログラマティックに送信します。
- シグナルを最大限に拡充する: より多くのシグナルでデータ基盤を強化し、データセットの精度と網羅性を高めます。ユーザーが提供したメールアドレス、取引データ、広告インタラクションのシグナル(Google クリック ID、セッション属性、および GBRAID や WBRAID などの BRAID URL パラメータ)などの顧客シグナルを送信して、顧客や獲得したコンバージョンをより正確に把握できるようにします。または、少なくとも 2 つの主要な識別子(PII、IP、トランザクション ID など)を使用してオフライン データをインポートします。
2. コンバージョン数
十分なコンバージョン数を確保することで、AI に必要な学習データが蓄積され、学習期間を脱して、目標とするコンバージョンの獲得に向けた最適化を進められます。
入札戦略を選択する:
- 効率に基づく入札戦略: デマンド ジェネレーション キャンペーンで目標とする費用対効果がある場合は、「目標」戦略(目標アクション単価または目標広告費用対効果)を使用します。
- ボリュームに基づく入札戦略: キャンペーンの予算を最大限に活用することが目標の場合は、「最大化」戦略(コンバージョン数の最大化またはコンバージョン値の最大化)を使用します。
- クリックに基づく入札戦略: クリック数を最大化することが目標の場合は、「クリック」戦略(クリック数の最大化または目標クリック単価)を使用します。
十分な予算を設定する: 必要なコンバージョン数を獲得できる 1 日の予算を確保し、AI が最適化を進められるようにします。
- 「最大化」戦略(コンバージョン数の最大化 / コンバージョン値の最大化): 1 日の予算を 10,000 円以上に設定します。
- 「目標」戦略(目標アクション単価 / 目標広告費用対効果): 1 日の予算を、目標アクション単価の 10 倍以上に設定します。
入札戦略レポートを使用して、入札のパフォーマンスを時系列で評価します。
学習期間を考慮する: 入札アルゴリズムには、傾向を把握するために、数日間にわたってキャンペーンを観察する時間が必要です。
- 50 件のコンバージョンが蓄積されるまで待つ: アルゴリズムが十分なデータを収集するまで、キャンペーンのステータスは「学習中」と表示されます。キャンペーンで 50 件以上のコンバージョンが発生するまでは、パフォーマンスを評価しないでください。
- 15% ルール: 立ち上げ直後は、入札システムが効果の出るパターンを学習しています。この期間に設定を変更すると、キャンペーンはもう一度学習し直すことになります。大きな変更を加えるのではなく、入札単価と予算を週あたり 5~10%(最大でも 15%)ずつ徐々に調整します。
- ファネル上流のコンバージョンを使用する: ファネル下流のコンバージョン アクション(購入など)を重視して最適化する場合は、ファネル上流のコンバージョン アクション(ページビューやカートへの追加など)をアカウント単位で入札不可に指定します。これにより、システムに供給されるデータが増え、より迅速な立ち上げが可能になります。
※ 入札戦略の名称が、2026 年 7 月より 2027 年にかけてアップデートされる予定です。Google 広告 UI も順次変更されていきますが、名称のみの変更であり、各入札戦略の挙動には変更ありません。
3. AI によるターゲティング
AI によるターゲティングを活用することで、次の高価値ユーザーを動的に見つけ出し、効率よく成果を拡大できます。どのような目標でも、Google の AI が特定のターゲティング目標に合わせて調整し、最適なオーディエンスへのリーチを可能にします。AI によるターゲティングを適切に設定すると、「コールド スタート」となる可能性を大幅に減らし、キャンペーンをスムーズに開始できます。
全体的なパフォーマンスを高める
顧客開拓を目的としたすべてのキャンペーンで最適化されたターゲティングを有効にします。これにファーストパーティ データ シードリストを組み合わせると、さらに優れた効果を実現できます。これにより、手動で選択したセグメントだけでは見逃していた可能性のある、コンバージョンにつながりやすいオーディエンスを AI が見つけられるようになります(ファーストパーティ データリストを Google と共有できない場合は、Google の事前構築済みオーディエンスやカスタム セグメントなど、パフォーマンスの高いオーディエンスに基づいてシードリストを作成します)。
既存の顧客に再アプローチする
リマーケティングを利用して、価値の高いファーストパーティ セグメントを直接ターゲットに設定します。これにより、ブランドとすでにやり取りしたユーザー向けにクリエイティブをカスタマイズできます。
新規顧客を獲得する
「新規顧客の獲得」(NCA)目標を活用し、新規ユーザーを引き付けて獲得します。これは、ファーストパーティ オーディエンスを活用した完全自動型のアプローチで、キャンペーンの焦点をこれまでビジネスとの接点がなかった見込み顧客に絞ります。
4. クリエイティブのバリエーション
パフォーマンスとリーチを最大化するには、あらゆるアセットタイプ(動画、画像)、アスペクト比(横向き、スクエア、縦向き)でブランドのストーリーを伝え、すべてのサーフェスをカバーする(すべてのチャネルで配信する)必要があります。
クリエイティブのバリエーションを確保する目安としては、各デマンド ジェネレーション キャンペーンで、以下を活用した広告を少なくとも 1 つ用意します。
- 縦向き画像 3 枚、スクエア画像 3 枚、横向き画像 3 枚
- 縦向き動画 1 本、スクエア動画 1 本、横向き動画 1 本
- 動画リンクを有効にしたクリエイター パートナーシップ ブースト
- 縦向き動画を使用したショート動画専用の配信
ヒント:
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クリエイティブの ABCD フレームワークを使用して、高品質のアセットを構築します。
- Attention: 注目 : 興味をそそるストーリーで視聴者の関心を引き込む
- Branding: ブランディング : ブランディングを冒頭から、多角的かつ頻繁に行う
- Connection: つながり : 視聴者の思考や感情に訴えかける
- Direction: 方向付け : 行動を促す
- 次の基本原則に従って、クリエイティブを戦略的に更新します。
- 置き換えるのではなく追加する: 古いアセットを削除するよりも、可能な限り新しいアセットを追加します。クリエイティブの多様性を広げることは、継続的なパフォーマンス向上につながります。
- 変更は段階的に行う: アセットの変更は、定期的に少しずつ行うことで、システムが安定したパフォーマンスを維持できます。
- パフォーマンスの高いアセットを維持する: アセットを削除する必要がある場合は、パフォーマンスが低く、少なくとも 14 日間の立ち上げ期間を経たもののみを一時停止します。
- 新しいキャンペーンでテストする: 新しいクリエイティブの数が多い場合は(期間限定の集中配信や年末年始プロモーションなど)、システムが十分に学習、評価できるよう、まず新しいキャンペーンでテストします。その際、新たな学習期間が必要になることを見込んでおきましょう。
- デマンド ジェネレーション キャンペーンで Google Merchant Center の商品フィードを活用し、ユーザーごとに最も関連性の高い商品を、最適なタイミングで動的に表示します。Google の AI を活用したパーソナライズド広告により、専用の魅力的なクリエイティブで、あらゆるフォーマットを横断して顧客にアプローチし、コンバージョンを促進できます。
キャンペーンの構成
- アカウントを統合してパフォーマンス向上を図る: Google の AI はキャンペーン単位で学習します。データを細分化するのではなく、類似ユーザーのテーマを統合すると(例:「野球」と「サッカー」を「スポーツ」にまとめる)、モデルの学習を高速化できます。
- 目的に応じて構成する:
- リマーケティング / ユーザー維持では専用の広告グループを設け、既存ユーザーに合わせたクリエイティブを配信します。一方で、プロスペクティングの広告グループはできるだけ統合し、リーチを最大化します。
- 特定のオーディエンスに合わせた専用クリエイティブが必要な場合や、プロスペクティングとリマーケティングで予算を厳密に分ける必要がある場合を除いて、広告グループはできるだけ統合します。
- コンバージョン数の少ない広告グループを統合する: 広告グループのコンバージョン数が 30 日間で 30 件未満の場合は、シグナル密度と AI 入札の効率を高めるために、別の広告グループとの統合を検討します。
- すべてのチャネルで配信する: キャンペーンを特定のチャネルに制限しないようにします。デマンド ジェネレーションを利用可能なすべてのチャネルで配信することで、十分な最適化が可能になり、アクション単価を抑えられる可能性が高まります。
パフォーマンスの評価
- コンバージョン達成までの期間を考慮する: ユーザーが広告を見てからコンバージョンに至るまでにはある程度のタイムラグがあり、さらにデータ処理にも時間がかかります。前日の未確定なデータだけで判断せず、より長い期間の傾向を見て評価します。
- 本質的変動を考慮する: 日々の変動は正常の範囲内です。特にコンバージョン数が少ないキャンペーンでは、長めの期間でパフォーマンスを確認します。
- 戦略に合わせて評価する:「最大化」戦略は、設定した予算内でボリュームを最大化することを目的としています。一方、「目標」戦略は効率目標の達成を目指します。評価対象の KPI が適切であることを確認してください。
- 正確に比較する: デマンド ジェネレーションのパフォーマンスをソーシャル プラットフォームと比較する場合は、Google 広告のレポートの [コンバージョン(同等プラットフォームと同様)] 指標を使用します。