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これからの​広告は​「スキ」か​「スキップ」か​:YouTube Works Awards Japan 2024 審査員長、​細田高広氏インタビュー

下地 彩子

Social Module

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YouTube の​広告賞​「YouTube Works Awards Japan」は、​YouTube を​通じて​高い​広告効果を​獲得し、​ビジネス目標の​達成を​後押しした​キャンペーンを​表彰します。​4 年目となる​今回は、​各界を​リードする​クリエイターや​マーケターなど​ 12 人の​審査員が​最終審査を​担当。​全 ​7 部門の​受賞作品を​発表しました。

今回は、​同アワードの​審査員長である​株式会社TBWA HAKUHODO の​細田高広氏​(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)に​インタビュー。​YouTube 広告を​制作する​上での​ポイントや、​今後の​動画広告に​求められる​ことなどを​聞きました。

株式会社TBWA HAKUHODO の細田高広氏(チーフ・クリエイティブ・オフィサー)

「YouTube ならではの​表現を​模索した」と​審査員長

アワードの​審査を​終えた​直後の​細田氏は、​次のように​振り返ります。

「テクノロジーが​進化し、​広告主や​マーケターに​とって​便利に​なる​一方、​コミュニケーションの​取り方に​よっては​生活者から​嫌われてしまうリスクも​高まっています。​YouTube は​企業に​とって​広告媒体では​ありますが、​もともとは、​生活者に​とっての​エンターテインメントの​場です。​その​原点を​確認しながら、​見ている​人を​楽しませる​ことで​ビジネスを​伸ばした​ YouTube らしい​作品を​評価しようと​いう​議論に​なりました」

そんな​中で​グランプリを​受賞したのは、​一般社団法人ABJ の​『​ありがとう、​君の​漫画愛。​』です。​アーティストの​ Vaundy 氏と​数々の​人気漫画に​よる​コラボレーションに​よって、​海賊版を​読まない、​正規版読者に​対して​感謝を​伝えています。

「『Don’t​(〜しないで)』の​コミュニケーションに​なりがちな​従来の​マナー広告とは​異なり、​数々の​名作漫画の​キャラクターを​起用して​『​ありがとう』を​伝える​手法が​印象的でした。​広がりの​設計にも​アイデアが​あります。​いくらファンでも​違法サイトに​対しての​反対意見を​投稿して​もらうのは​難しい。​けれど​「#今日も​海賊版を​読みませんでした」で​あれば、​ただ正しく​漫画を​読むだけで​言えてしまう。​発言の​ハードルを​下げる​ことで、​海賊版に​抵抗する​空気を​つくることに​成功しました」​(細田氏)

ABJ の『ありがとう、君の漫画愛。』

動画は​こちら

その​他、​惜しくも​選外と​なった​ものの​印象に​残った​作品と​して、​細田氏は​株式会社カプコンの​『バイオ名作劇場〜ふしぎの​村の​レオン〜』を​挙げました。​人気ゲームタイトルである​『バイオハザード』の​リメイクに​あたって、​往年の​ファンが​喜ぶ要素を​散りばめつつ、​日本アニメーションの​制作協力を​得て、​「世界名作劇場」​風な​動画に​仕立てました。

「ゲームの​内容に​一部に​残酷な​シーンも​ある​ため、​子供なども​見る​テレビ CM と​して​流すのは​難しい​コンテンツかもしれません。​しかし​ YouTube なら、​届けたい​視聴者を​より​限定できます。​そういう​意味で、​YouTube ならではの​作品だと​感じました。​また​世界中に​ファンが​いる​ゲームタイトルなので、​YouTube の​ボーダーレスな​特性にも​合っています。​実際、​世界各国から​コメントが​投稿されていました。​今までの​メディアでは​できなかった、​国境を​越える​広がりを​作り出した​成功例だと​思います」

「エンタメ化」と​「テック化」が​進む広告業界

続いて、​現在の​広告業界に​ついて​話は​移ります。​バイオハザードの​例も​あり、​コンテンツが​広告化していく​時代に​細田氏は​「『広告業界』と​いう​ものの​境界が​あいまいに​なっている」とした​上で、​大きく​ 2 つの​潮流が​あると​指摘します。

1​ つは​「エンタメ化」です。

「最近、​あらゆる​企業や​ブランドが、​どんどんコンテンツ企業化しています。​たとえば​昨年、​映画『バービー』が​世界中で​ヒットしましたが、​あれは​(米国の​玩具メーカーである)​Mattel の​商品を​コンテンツ化したわけですよね。​同社は​次に、​『ホットウィール』と​いう​玩具でも​映画化を​予定しています。​お金を​払ってでも​見たいと​いう、​ある​意味で​最強の​広告フォーマットですよね」

そして​それを​後押しするのが​「テック化」だと​言います。

「つい​数年前までは​ビッグデータに​よる​パーソナライズが​盛り上がっていました。​そして​現在は​生成 AI などが​進化し、​広告クリエイティブの​制作まで​任せられるようになってきました。​制作から​配信まで、​1,000 人に​対して​ 1,000 種類の​メッセージを​届けるような、​テクノロジーに​よる​個別化が​進んでいます」

ROI など​ビジネス貢献への​プレッシャーに、​広告は​どう​向き合うべきか

効率よくパーソナライズすると同時にエンタメ性も追求するといった 2 つの要素の掛け算に優れた広告のヒントがありそう

昨今の​経済情勢などを​受け、​多くの​企業では​広告に​対する​説明責任が​高まり、​投資対効果​(ROI)​への​プレッシャーも​増しているでしょう。​そんな​中、​どうしても​テクノロジーに​よる​最適化、​効率化のみに​傾倒してしまうこともあるかもしれません。

エンタメ化を​追求しながら、​同時に​ ROI など​ビジネス貢献を​高めて​いくには、​どのような​考え方が​必要なのでしょうか。

「ROI を​考える​ときに​多くの​人は、​つい​分母を​小さく​する、​つまり​投資額を​減らす​ことばかり​考えがちです。​これは​まさに​テック化に​よる​効率化で、​これ自体は​素晴らしい​ことです。​しかし​ ROI は​割り算だと​いう​ことを​思い出せば、​分子を​大きく​する​ことに​目を​向けると​いう​発想も​大切ではないでしょうか。​より​広い​市場で​受け入れられる​ビッグコンテンツを​作ると​いうのは、​もちろん​大きな​投資に​なりますが、​その​分​大きな​リターンが​見込めます。​そこに​対する​想像力は​もっと​あっていいのではないかと​感じます」

さらに​細田氏は、​この​ 2 つの​潮流を​同時に​満たすことができる媒体と​して、​YouTube に​可能性を​感じていると​話します。

「YouTube は、​AI などに​よる​効率化と、​そも​そもの​エンタメの​場であると​いう​性質の​両方を​持っています。​効率よく​パーソナライズすると​同時に、​みんなで​楽しめる​エンタメ性も​追求すると​いった、​2 つの​要素の​掛け算に​優れた​広告の​ヒントが​ありそうです」

これからの​動画広告は​「スキ」or​「スキップ」

エンタメ化と​テック化と​いう​ 2​ つの​潮流が​ある​今の​広告業界。​今後は​どのように​移り​変わっていくのでしょうか。

今年の​アワードでは、​ショート動画を​対象とした​「Best Shorts Ads 部門」を​新設しましたが、​細田氏も​直近の​変化と​して、​YouTube ショートの​広告活用に​注目していると​話します。

「国内で​ YouTube ショートの​ベータ版が​公開されてから​ 3 年足らずです。​従来の​広告フォーマットと​比べて、​縦型の​ショート動画は、​まだ​成功の​公式が​ありません。​エンタメ性を​交えながら、​短い​時間で​多くの​人の​気持ちを​動かす作品が​今後どんどん​登場し、​新しい​型が​生まれていくのだろうと​思います」

次に、​今後​ 5 年 〜 10 年での​広告業界の​展望を​聞くと、​細田氏は​「スキップ問題に​どう​対応するか」が​鍵に​なると​話します。

「おそらく​この​先数年で、​YouTube の​動画は​テレビデバイスで​視聴される​一番の​コンテンツに​なっていくだろうと​考えています。​その​ときに​直面するのが​広告スキップの​お茶の​間化です。​そもそも​スキップボタンの​ある​ YouTube が​わかりやすいだけで、​本質的には​テレビ CM の​時に​トイレに​行ったり、​交通広告​(OOH)を​無視して​スマホに​熱中したりするのも​同じで、​見たくない​広告は​見飛ばせるわけですよね。​これからの​広告は​『スキ』と​思われる​ものと、​『スキップ』される​ものに​キッパリと​二極化していくと​考えています」

『人の気持ちを動かし』て『ビジネスを動かす』という 2 段構えの KPI 思考が当たり前になってほしい

では、​スキップされないために​何が​必要なのか。​細田氏に​聞きました。

「一部では、​KPI を​追求し過ぎる​あまり、​誤解を​招くような​広告手法などさまざまな​問題も​生まれています。​もちろん​ビジネス成果への​貢献は​重要ですが、​その為にも​『人の​気持ちを​動かし』て​『ビジネスを​動かす』と​いう​ 2 段構えの​ KPI ​思考が​当たり前に​なって​ほしいと​思っています。

極端な​話、​1 回きりの​関係で​あれば、​広告は​コンバージ​ョンに​さえつながればいいのかもしれません。​しかし​ブランドは、​顧客と​継続的な​関係性を​築いていく​ことが​非常に​大切ですよね。​1 回嫌な​広告体験が​あったら、​次は​その​企業の​広告を​クリックしないでしょう。​広告を​繰り返しの​ゲームと​して、​長期的に​捉える​視点が​求められていると​感じます」

YouTube Works Awards Japan 2024 の​審査を​経て、​細田氏は、​新たな​動画広告の​「芽」を​たくさん​発見したと​いいます。​まだまだ​発展途上で​大きな​可能性を​秘めている​ YouTube の​ビジネス活用が​どのように​進化していくか、​注目です。

YouTube Works Awards Japan 2024 の​ファイナリスト 50 作品は、​以下の​ PDF に​掲載しています。

ファイナリスト 50 作品の​ PDF は​こちらから

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下地 彩子

YouTube Ads マーケティングマネジャー

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