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ソニー損保は​テレビと​ YouTube を​分断なく​最適化、​サイト来訪単価を​約 30% 改善

緑門 桃子

Social Module

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昨今、​原料の​高騰や​不足、​急激な​円安など​世界的に​情勢が​不透明な​状況が​続いています。

こうした​時代の​マーケティングこそ​基本に​立ち返る​べきです。​これまでの​投資を​見直し、​効果が​ある​施策を​選択して​収益性を​高めて​いく​こと、​そして​同時に​ブランドの​長期的な​成長を​見据えた​投資を​続けていく​ことが​求められます。

この​記事では、​2022 年 10 月 27 日に​開催した​マーケターの​ための​ YouTube の​祭典​「Brandcast」での​発表内容から、​生活者の​変化に​対応し、​テレビと​ YouTube の​統合プランニングに​よって​投資対効果を​高めた​事例などを​紹介します。

存在感が​増す​「コネクテッドテレビ」、​統合プランニングの​カギに

まずは​生活者の​変化や​それに​伴う​広告接点の​築き方を​俯瞰してみましょう。​ブランドの​長期的な​成長と​収益性を​高めて​いく​ためには、​生活者との​大きな​接点であり、​企業と​しても​投資額の​多い​テレビ CM と​デジタルメディアを​統合した​プランニングが​重要です。

生活者の​多くは、​テレビや​モバイルなど​多様な​デバイスや​メディアを​シームレスに​行き来しています。​その​象徴とも​言えるのが、​インターネットに​接続された​「コネクテッドテレビ」での​視聴動向です。​テレビは​生活者に​とって​以前から​馴染みの​ある​デバイスですが、​そこで​視聴している​コンテンツは、​これまでの​地上波の​番組から​徐々に​デジタルメディアに​シフトしており、​2025 年には​コネクテッドテレビでの​視聴時間の​約半分を​動画配信サービスが​占めるとも​予想されています(*1)。

スマートテレビの視聴時間に占める配信の割合。四角、放送、赤色の四角、配信。2016 年 3%、2017 年 5%、2018 年 10%、2019 年 18%、2020 年 24%、2021 年 29%、2022 年 33%、2023 年 38%、2024 年 42%、2025 年 47%。

コネクテッドテレビで​ YouTube を​視聴している​人は、​2022 年 5 月時点で​月間 3,500 万人を​超えており、​広告主も​ 87% が​コネクテッドテレビ向けの​ YouTube 広告を​利用したいと​回答しています(*2)。

今後、コネクテッドテレビ広告を出稿したいメディア。赤色の四角。TOTAL(126)。YouTube 87.3%、サービス A 58.7%、サービス B 41.3%、その他サービス 34.9%。

このように、​テレビと​デジタルメディアの​生活者視点での​融合は​加速する​一方で、​広告主や​広告代理店の​広告運用に​おいては、​広告運用を​行う​組織が​メディアごとに​異なっていたり、​プランニングや​運用が​分かれていたりと、​統合した​コミュニケーション設計を​する​上での​ハードルも​あります。​その​中で​コネクテッドテレビは、​テレビと​デジタルの​両方の​特徴を​併せ持つので、​オンラインや​オフラインの​組織構造の​分断が​起きている​企業に​とっても、​共通の​トピックと​して​試しやすいのではないでしょうか。

テレビとの​統合コミュニケーションに​対応する​パートナーシップ拡充と​ Google の​プロダクト

コネクテッドテレビは、​テレビと​デジタルの​垣根が​無くなろうと​している​ことの​象徴の​ 1​ つですが、​認知・興味・購買と​いった​プロセスに​ついても、​分断せず、​生活者との​接点全体を​見ながら​最適化していく​ことが​大切です。

その​ため Google では​業界の​発展に​向けて、​広告代理店や​調査会社が​プライバシーに​配慮した形で​広告計測ソリューションを​開発できるように、​パートナーシップ拡充を​図っています。

まずは​認知領域に​ついて、​電通および​電通デジタルが​所有する​テレビの​視聴データと​ Google 広告の​データを​統合し、​リーチや​接触状況を​日次で​モニタリングできる​「MIERO Digi x TV」、​同様の​目的の​ために​博報堂DYグループと​連携した​「Tele-Digi AaaS​(Advertising as a Service)」が​発表されました。

また​ Google と​しては、​2022 年 8 月に​「YouTube フリークエンシー目標設定」を​リリースしました。​YouTube で​フリークエンシーの​目標を​設定する​ことで、​機械学習に​より、​1 週間の​うちに​ユーザーが​広告を​見る​回数を​最適化できます。

従来、​リーチや​フリークエンシーを​コントロールできない媒体では、​一部の​デモグラフィックで​フリークエンシーの​偏りが​あっても、​全体の​出稿量でしか​調整できませんでしたが、​YouTube フリークエンシー目標設定を​使えば、​より​効率的に​広告効果を​獲得できます。

認知領域だけではなく、​態度変容に​関する​プロダクトも​強化しています。

2022 年 9 月には、​インテージと​共同で​「YouTube 広告と​ TVCM の​態度変容調査」の​提供を​開始しました。​ユーザーの​プライバシーを​保護しながら​分析できる​ Google の​「Ads Data Hub​(ADH)」を​用いて、​YouTube 広告の​接触ログデータと、​インテージが​提供する​全国​ 92 万人の​テレビ CM 接触の​ログデータを​統合して​計測、​分析。​それを​もとに​調査パネルに​アンケートを​実施する​ことで、​YouTube 広告と​テレビ CM の​態度変容効果を​クロスメディアで​確認、​比較が​可能です。

「テレビと​ YouTube の​統合プランニング」​ソニー損保が​新たな​チャレンジ

さて、​ここまで​統合プランニングの​重要性を​見てきましたが、​実際に​テレビ CM と​ YouTube の​統合プランニングで​成果を​挙げた、​ソニー損害保険株式会社の​事例を​見てみましょう。

ソニー損保では​ダイレクト型自動車保険の​申し込みを​増や​すため、​短期的な​獲得施策だけではなく、​より​長期的な​認知施策にも​注力しています。

これまでは​テレビ CM を​中心に​認知や​初期の​興味関心を​醸成できていましたが、​生活者の​視聴動向が​大きく​変わる​中で、​メディア活用の​仕方も​変えていく​必要が​あると​感じていました。

そこで、​テレビ CM に​加えて、​幅広い​視聴層への​リーチと、​動画に​よる​深い​コミュニケーションの​掛け合わせで​態度変容の​効果を​期待できる​ YouTube 広告の​強化に​取り組みました。​その​ために​まずは、​テレビ CM と​ YouTube 広告を​同じ​ものさしで​評価し、​運用の​ PDCA を​回していく​ための​仕組み作りに​着手。​メディアプランニングを​担当する​電通と、​YouTube 配信を​担当する​セプテーニと​共に​着手しました。

今回の​取り組みで​プランニングを​担当した Septeni Japan株式会社の​松浦みづき氏​(マーケティング戦略本部​マネージャー)は、​運用に​関する​企業の​課題を​次のように​話します。

「オンラインメディアと​オフラインメディアを​統合したい​ニーズは​高い​ものの、​代理店も​クライアントも​組織体制が​分かれており、​戦略や​評価など​あらゆる​箇所で​分断を​生んでしまっている​ケースが​多く​見受けられます。​結果、​コミュニケーションコストや​オペレーションコストが​非効率な​状態に​なってしまうのです」

そこで​ソニー損保では、​電通と​セプテーニが​タッグを​組み、​代理店側の​組織体制の​分断を​解消。​それぞれが​得意分野を​生かしながら、​テレビと​ YouTube を​統合した​プランニング、​バイイング、​モニタリング、​そして​クリエイティブ制作の​ PDCA を​実施しました。

主要な​ KPI と​しては、​「サイト来訪者の​獲得単価」を​見ていく​ことにしました。​電通が​持つテレビ CM 接触者データ、​Google が​持つ YouTube 接触者データ、​そして​ソニー損保が​持っている​サイト来訪データを​別の​分析環境下で​紐づけ、​「テレビと​ YouTube の​予算配分」​「必要な​ターゲットリーチや​フリークエンシー」の​ 2 点を​検証しました。

まずは、​従来の​予算配分の​エリアと、​YouTube に​大きく​シフトした​エリアを​比較した​ところ、​後者では​ 1 人当たりの​サイト来訪単価が​約 30% 改善。​明らかな​効果が​見て​取れました。​シミュレーションツールに​よっては、​過去の​実績を​ベースに​している​ために​大胆な​予算シフトの​結果までは​事前に​想定しにくく、​また​商材に​よっても​結果が​異なる​ため、​自社の​ブランドで​実際に​テストを​して​効果を​確認できた​ことは​大きな​成果でした。

また​リーチと​フリークエンシーに​ついては、​フリークエンシーの​コントロールが​できない​テレビ CM は​出稿量を​最小限に​抑えつつ、​テレビを​よく​見る​層も​あまり​見ない​層も、​全体と​して​フリークエンシーが​一定に​なるよう、​YouTube で​調整。​エリア別に​テストした​ところ、​何もしなかった​エリアと​比較して、​1 人当たりの​サイト来訪単価が、​さらに​ 6 ~ 8% も​改善したのです。

1 人当たりのサイト来訪単価、秤にのったモニターと YouTube が映るモニター。約 30% 改善、テレビと YouTube の予算配分変更。1 人当たりのサイト来訪単価、画面の中の CM を見る女性、6 〜 8% 改善、リーチとフリークエンシー調整。

さらに​ソニー損保では、​前述の​「YouTube 広告と​ TVCM の​態度変容調査」を​使い、​テレビと​ YouTube を​統合した​態度変容効果も​確認しました。

この​調査では、​コネクテッドテレビや​モバイルと​いった​デバイス別の​効果を​可視化できる​ため、​たとえば​同じ​デバイスである​テレビ CM と​ YouTube コネクテッドテレビ広告間での​比較検証なども​可能です。​実際に​同社の​ケースでも、​コネクテッドテレビ上での​ YouTube 広告接触者の​広告認知率は、​非接触者よりも​ 8.3 ポイント高いと​いう​結果も​出ています。​これは​モバイルでの​接触と​比べても​高い​数値でした。

今後は、​動画の​尺に​捉われない​表現方​法や、​コネクテッドテレビでの​クリエイティブの​出し分けなどにも​挑戦したいと​考えている​そうです。

2022 年 10 月の​ Brandcast で​発表した​ YouTube に​関する​最新の​ユーザー動向や​事例は​以下の​ページに​まとめています。​合わせて​ご確認ください。

​「選ばれている、​理由が​ある」—— 生活者・マーケターに​とっての​ YouTube

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緑門 桃子

YouTube 広告 マーケティングマネージャー

出典 (2)

*1: インテージ、​Media Gauge TV、​n=約 150 万台​(2021 年 12 月時点、​各月に​放送も​しくは​配信が​ 15 秒以上​視聴された​端末)
​*調査は​コネクテッドテレビの​一種である​スマートテレビを​対象に​した​もの
​*タイムシフト視聴、​HDMI 接続の​外部​機器​(ストリーミングデバイス、​ゲーム機等)などは​除外し、​放送の​リアルタイム視聴と​配信のみを​対象とした
​*過去トレンドの​変化が​継続する​ことを​想定して​ 2022 年以降の​予測値を​算出

*2: インテージ、​コネクテッドテレビ動向調査、​日本、​2022 年、​n=126 ​(BtoC 業種に​現在勤務している、​年間の​広告予算 5,000 万円以上の​広告主)、​調査時期 2022 年 3 月

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