コンテンツに​進む

新しい​ Google 広告アカウントを​作成しますか?

新しい​ Google 広告アカウントを​作成しようと​しています。​新しい​アカウントを​作成しなくても、​1 つの​アカウントで​複数の​キャンペーンを​作成できます。

新しい​ Google 広告アカウントを​作成しますか?

新しい​ Google 広告アカウントを​作成しようと​しています。​新しい​アカウントを​作成しなくても、​1 つの​アカウントで​複数の​キャンペーンを​作成できます。

アパレル企業 TSI が​機械学習を​活用 —— データ人材を​内製、​nano・universe など​ブランドデータを​チャネル横断で​統合

竹山 健司

Social Module

共有

コロナ禍を​経て​ EC の​利用が​高まるなど、​人々の​購買行動は​変化しています。​私たち株式会社TSIホールディングスが​属する​アパレル業界も、​例外では​ありません。

新たな​ EC 利用が​増えた​ことは​もちろん、​オンラインで​情報を​収集した​後に​実店舗で​購入する、​逆に​店舗で​気に​なった​商品を​オンライン上で​比較検討して​購入すると​いった​行動が​より​一般化しました。​感染が​比較的落ち着いた​時期でも​依然こうした​動きが​継続していた​ことから、​こうした​変化は​今後も​買い物の​スタイルと​して​定着すると​考えられます。​購買行動の​変化に​対応する​ためにも、​企業と​しては​店舗や​ EC、​アプリを​横断してより​一体​化させた​マーケティングが​重要に​なっているのです。

加えて、​人々の​プライバシー意識の​高まりを​受け、​デジタルマーケティングに​おいては、​ファーストパーティデータを​活用する​ことの​重要性が​増しています。​そんな​環境の​中で​継続的に​効果的な​マーケティング施策を​展開するには、​店舗、​EC など​多様な​チャネルで​データを​取得し、​それらを​統合して​分析し、​活用する​ことが​大切です。​ただし、​データの​取得に​ユーザーの​プライバシーへの​配慮が​求められたり、​分析や​運用に​機械学習などへの​理解も​必要だったりと、​そこに​求められる​ものは​ますますレベルが​上がってきています。

その​ため、​こうした​マーケティングは​ハードルが​高く、​データサイエンティストを​かかえる​企業などでなければ、​対応が​難しいと​考える​ケースも​あるかもしれません。

しかし、​当社 TSIホールディングスのような​デジタル人材が​限られている​企業でも、​ステップバイステップで​マーケティング体制を​構築する​ことで、​売り上げへ貢献する​ことができました。​今回は、​その​実例を​紹介します。

「ユニファイドコマース戦略」​実現へ​ —— インハウスで​精緻な​データ分析目指す

TSIホールディングスでは​「nano・universe」​「JILL STUART」など、​50 以上の​アパレルブランドを​展開しています。

従来ブランド主導で​マーケティングを​行ってきた​ものの、​ブランドごとに​異なる​戦略や​施策を​進めており、​また​顧客データの​管理ツールも​バラバラでした。​店舗や​ EC、​アプリなど​各チャネルの​顧客データも​蓄積していましたが、​これら​大量の​データを​どのように​活用していくか、​TSI 全体の​指針が​明確に​定まっていませんでした。

そこで、​今後の​さらなる​成長に​向けて、​全社で​デジタルマーケティングの​融合を​推進。​その​ 1 つと​して、​店舗と​ EC を​一体​化させた​「ユニファイドコマース戦略」を​掲げました。​ユニファイドコマースとは、​オンラインと​オフラインを​問わず、​顧客の​あらゆる​情報を​統合して​把握する​ことで、​顧客 1 人 1 人の​趣味嗜好に​合った​ One to One サービスを​提供する​取り組みを​指します。

370_TSI_02_1600_220808_ver2

た​とえば​当社では、​店舗内の​センシングデバイスや​ビーコンなどの​情報を​もとに​店舗内での​顧客行動を​データ化しています。​どの​商品を​手に​取ったのか、といった​情報から、​商品に​対する​興味の​度合いなどを​把握できるのです。​こうした​データを​アプリと​連携する​ことで、​顧客に​合った​商品を​アプリの​プッシュ通知で​リマインドするなど、​店舗や​ EC、​アプリを​横断して​その​人に​あった​情報を​届けられるようになりました。

このような​ One to One の​サービス実現に​向けて、​TSI では​まず、​自社の​データを​もとに​顧客理解を​深め、​広告配信に​活かそうと​挑戦を​始めました。​その​ために、​全国​各地に​ある​各店舗の​売り上げデータや、​EC サイトや​アプリ、​会員システムの​データ、​広告からの​流入データなどを​統合して​分析したい、​分析から​仮説を​考え、​広告配信から​効果検証まで​自社で​内製化したいと​考えていました。

Google Cloud で​広告配信を​最適化、​機械学習で​運用の​「属人化」を​避ける

これらを​推進する​ため、​2018 年 に​当社では、​データの​一元管理を​目指して​ Google Cloud を​導入し、​データを​取り扱う​プラットフォームを​ブランド間で​統一。​BigQuery などを​活用する​ことで、​ユニファイドコマースを​加速する​ための​広告配信の​最適化に​挑戦してきました。​その​結果、​顧客データを​分析して、​年間の​購入金額が​一定額以上の​ロイヤルカスタマーに​近い​ユーザーに​アプローチするなどの​施策を​通じて、​広告経由の​売り上げを​大幅に​アップさせる​ことができました。

一方で​こうした​設定は、​担当者であった​私の​独力での​運用に​なってしまっていました。​その​ため、​本当に​目的に​対して​最適な​設定が​できているのかに​不安を​抱えており、​また​運用の​属人化を​避ける​ことが​次の​課題でした。

そこで​ Google に​相談した​ところ、​パートナー企業である​ D.Table 株式会社の​紹介を​受け、​ 2020 年から​機械学習を​活用した​広告配信を​共に​進める​ことになったのです。​その際、​すべてを​丸投げするのではなく、​あくまでも​運用の​インハウス化を​実現する​ことを​最終的な​ゴールに​定めて​サポートを​依頼しました。​インハウスでの​運用に​こだわったのは、​分析から​検証までを​短期間で​回しつつ、​顧客の​個人情報や​プライバシーを​保護する​ためです。

370_TSI_01_1600_220830_ver5

“ 自前で​機械学習 ” を​他の​スタッフにも​拡大、​リピーター増

そんな​中で​ 2021 年 3 月に​会社が​統合。​私を​含めて​ 5 人の​メンバーが​デジタルマーケティング業務に​携わる​ことになりました。​その​ため、​まずは​新たに​加わった​ 4 人が、​データ統合から​広告配信まで​行える​ことが​急務でした。

4 人とも、​機械学習には​ほとんど​触れた​ことがない​メンバーだった​ため、​まずは​ D.Table の​サポートのもと、​機械学習に​関する​勉強会などを​通じて​データの​分析方​法などを​学習。​その後、​ワークショップ形式で​実際に​ 4 人に​手を​動かして​理解を​深めて​もらいました。

ワークショップでは、​当社グループの​中核ブランドである​ nano・universe の​実際の​データを​扱いました。​nano・universe では、​複数回購入している​顧客が​少ない​ことが​課題だった​ため、​今回は​「2 回以上の​購入」増を​目的と​して​機械学習モデルを​構築。​その​ほかにも、​メンバー 1 ​人ずつ​「初回購入」​「会員登録」​「LTV」を​目的変数とした​複数の​機械学習モデルを​作成し、​それぞれの​精度の​比較や、​配信結果を​比較しようと​試みました。

また​クリエイティブに​関しては、​過去の​メールマガジンや​アプリプッシュでの​効果検証から、​単体商品の​広告よりも、​組み合わせで​コーディネートした​服を​提案する​ことで​コンバージョン率を​高められる​ことが​わかっていた​ため、​広告でも​これを​活用したいと​考えていました。​今回は​ Google の​プロダクトを​活用する​ことで、​EC サイトの​画像や​商品情報、​在庫状況などを​自動で​クロールして​フィードを​作成。​これに​より、​データドリブンで​目標に​最適化した​広告配信を​実現できたのです。

結果​的に、​配信した​広告を​通じて、​売り上げは​目標比 60% 増、​ROAS も​他広告より​ 50% 以上​高く、​手応えを​得る​ことができました。

機械学習未経験でも、​インハウスで​精緻な​マーケティングが​可能に

当社は​長く​デジタルマーケティングを​手掛けていますが、​データや​機械学習の​専門人材が​豊富に​いるわけでは​ありません。​そんな​企業でも、​Google や​パートナー企業の​協力を​得る​ことで、​インハウスでも​機械学習を​活用した​効率的な​広告配信が​可能に​なりました。

当社は​今後も、​この​ノウハウを​社内に​広げていきたいと​考えています。

370_TSI_Author_220_220823_ver2

竹山 健司

デジタルビジネスDiv デジタルマーケティングDept データマネジメント Section 長

株式会社TSIホールディングス

ページ​先頭に​戻る