美容外科・美容皮膚科のクリニックを全国に 8 院展開する TA クリニックグループ。価値を重視した入札戦略を図る施策を用いることで、クリニック全体の予約数が 166% に増加するとともに、入札に関わる工数も 最適化案の自動化によって 25% 削減に成功しました。
予約数
ROAS
入札に関わる工数
紹介企業について
美容外科・美容皮膚科のクリニックを全国に展開する TA クリニックグループでは、患者様の目指す「なりたい自分」をしっかり見極め、卓越した技術力で最新の美容医療やオリジナル施術を提供しています。
全国に展開するクリニックや施術内容ごとの顧客単価を見極め、投資対効果の最大化を目指す
同院では従来、検索広告を中心として顧客を開拓してきました。ところが全国にある 8 院 それぞれのクリニックや施術内容ごとに顧客単価が異なっているため、本来は施術内容とその単価に合わせて投資できる広告費用は異なります。
しかし実際はすべての CV(コンバージョン)の価値を同一に見なした広告配信が行われていたため、投資対効果をどう正確に把握し、最大化するかが課題となっていました。
また、コンバージョン率や単価アップを目的にキーワードの追加やマッチタイプの変更といった最適化に運用工数がかかっているのも悩みのひとつでした。
「クリニックのあるエリアと施術内容の掛け合わせで CV アクションを細分化して、それぞれに CV 価値を設定することで予約数や ROAS の最大化を目指しました」
ご担当者様(TA クリニックグループ)
クリニックのあるエリアと施術内容を掛け合わせ、160 以上の CV 価値を設定
課題解決を目指して、TA クリニックではまず最適化案の自動適用によるキーワードのインテント マッチ化を実施しました。マーケティング目的に合わせてフィードバックされる広告の最適化案をキャンペーンに自動適用すれば、キーワードの追加や削除、インテント マッチ化による機会損失の最小化が自動で行えます。これにより、獲得効率の最大化と運用工数の削減の両方が実現しました。
また、顧客単価を反映した広告配信が可能となるスマート入札戦略も導入しました。クリニックのあるエリアと施術内容をかけ合わせて CV アクションを 160 以上に細分化。それぞれの CV 価値を設定することでCV 値に合わせた自動入札が可能となり、投資対効果と CV 数の最大化を目指しました。
これまではエリアごとにキャンペーンを分けていましたが、CV アクション 細分化によってその必要もなくなり、キャンペーンをまとめることで Google の AI がより効率よく機能する構造となりました。
価値を重視した入札戦略で予約数は 166% 増加、最適化案の自動適用で工数も 25% 削減
価値を重視した入札戦略の結果、クリニック全体の予約数が 166% 増加するとともに、入札に関わる工数も 最適化案の自動化によって 25% 削減することに成功しました。また、予約数の少ないクリニックについての CV 価値をコントロールすることによって、クリニック全体の予約充足率を改善でき、ROAS も 1.34 倍改善できました。
まとめ
今回の施策成功について、担当者様は「価値を重視した入札戦略の導入によって、各院の売上と CV の最大化を効率的に実現できました。実績への貢献度はかなり高いと評価しています」と話しています。