この記事でご紹介する内容
みなさんもウェブサイトやアプリ、動画内などで、バナー広告や小さなボックス広告を見たことがあるはずです。これらはディスプレイ広告と呼ばれる種類のデジタル広告です。Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)は、200 万以上のウェブサイトや動画、アプリのユーザーにアプローチできるように設計されています。
- 見込み顧客へのアプローチに、ディスプレイ広告が重要な理由
- ディスプレイ広告の始め方
- 興味関心でターゲットを絞って広告を届ける方法
- 属性グループでターゲットを絞って広告を届ける方法
特定の年齢層や性別、子供の有無などの条件を絞ってあなたの商品やサービスを広告したい場合は、
ユーザー属性でターゲティングを行うことで、広告に触れるオーディエンスを絞り込むことができます。
見込み顧客へのアプローチに、ディスプレイ広告が重要な理由
Google 広告の検索広告は、ユーザーが Google であなたの商品やサービスを検索している瞬間に表示されます。一方ディスプレイ広告は、まだ検索行動を取っていないかもしれない見込み顧客が Google ディスプレイネットワーク上のサイトにアクセスした時に表示されるものです。そこで重要となるのは、なるべくあなたの商品やサービスに興味がありそうな人に絞って広告を届けることです。
Google ディスプレイ ネットワーク(GDN)のターゲティングでは、個人の興味関心分野や年齢、性別など、オーディエンスの特徴に基づいて、広告を表示する場所や時間を設定できます。
このターゲティング設定により、あなたのビジネスに興味を持ちそうなユーザーが関連サイトを閲覧している瞬間に広告を表示することができます。
つまりあなたの商品やサービスへの関心が高く、広告をクリックする可能性が高い見込み顧客に幅広くアプローチできるのです。ディスプレイ広告では、検索を介するよりもさらに多くのオーディエンス、またはまったく新しいオーディエンスにリーチすることができます。
GDN とは?
ディスプレイ広告の始め方
Google ディスプレイ ネットワークで広告をまだ展開していない場合は、以下の手順に沿ってはじめましょう。
1. Google 広告の管理画面で、キャンペーン アイコン をクリックします。
2. [キャンペーン] プルダウンをクリックします。
3. [キャンペーン] をクリックします。
4. プラスボタン を選択し、[新しいキャンペーン] を選択します。
5. [販売促進]、[見込み顧客の獲得]、[ウェブサイトのトラフィック]、[ブランド認知度とリーチ] のいずれかを選択します。
※特に目標がない場合は、[ガイダンスなしでキャンペーンを作成する] を選択することもできます。
6. キャンペーン タイプとして [ディスプレイ] を選択します。
7. ビジネスのウェブサイトの URL を入力します。
キャンペーンの名前を入力します。
8. [目標] を選択します。
9. [続行] を選択します。
キャンペーンが作成できたら、広告を表示する地域や言語、広告表示頻度、予算、ターゲットなどの各種設定を行い、表示される広告を作成し広告をはじめましょう。
興味関心でターゲットを絞って
広告を届ける方法
インタレスト ターゲティングとはその名の通り、興味や関心を持っている分野でユーザーを絞って広告を表示するものです。。
オーディエンス セグメントを利用することで、ユーザーの属性、興味や習慣、積極的に調べている情報、広告主様のビジネスへの反応に基づいて、ユーザーにリーチできます。オーディエンス セグメントは、ユーザーがウェブサイトを閲覧しているとき、アプリを使用しているとき、動画を視聴しているときに広告を表示するのに役立ち、キャンペーンの成果向上に効果を発揮します。
くわしくは、こちらをご確認ください。
属性グループでターゲットを絞って
広告を届ける方法
ユーザー属性ターゲティングでは、ユーザーの特性に基づき広告を表示するターゲットを選択できます。以下のユーザー属性グループから選択できます。
- 年齢:「18~24 歳」、「25~34 歳」、「35~44 歳」、「45~54 歳」、「55~64 歳」、「65 歳以上」、「不明」
- 性別:「女性」、「男性」、「不明」
- 子供の有無:「子供あり」、「子供なし」、「不明」
- 世帯収入:「上位 10%」、「11~20%」、「21~30%」、「31~40%」、「41~50%」、「下位 50%」、「不明」(現在、日本を含む一部の国でのみ利用可能)
上記のグループうちの 1 つを選ぶことも、グループを複数組み合わせることも可能です。広告を見るオーディエンスを絞り込むことで、あなたの商品やサービスに興味がありそうなユーザーだけにアプローチできるようになります。
さらにユーザー属性ターゲティングをアフィニティ オーディエンスや購買意向の高いオーディエンスと組み合わせれば、より精緻かつ関連性の高い顧客群へのアプローチが可能になります。
たとえばベビー用品店を経営していて、ジョギング専用に作られたベビーカーを宣伝したい場合、「子供あり」のユーザー属性グループと、ランニング、フィットネス、アスレチックなどに興味のあるアフィニティ グループを選ぶといったことが可能です。
また特定のユーザー属性グループには広告を表示しないよう、除外設定を行うこともできます。たとえば顧客の大半が高齢者であることがわかっており、その年齢層のユーザーだけに予算を使いたい場合は 65 歳以上を除くすべての年齢層を広告の表示対象から除外するようキャンペーンを設定しましょう。
ただし、ターゲットが絞り込まれている広告ほどオーディエンスが少なくなることに留意してください。ターゲットの組み合わせをいくつかテストして、最も成果を上げるものはどれかを確認しましょう。
キャンペーンでユーザー属性ターゲティングを設定する方法:
1. Google 広告の管理画面で、[キャンペーン] アイコンをクリックします。
2. セクション メニューの [オーディエンス、キーワード、コンテンツ] プルダウンをクリックします。
3. [オーディエンス] をクリックします
4. [ユーザー属性] モジュールのプルダウン メニューから [ユーザー属性を編集] を選択して、レポートに表示する内容をフィルタリングします。
5. ユーザー属性のタブを選択します。
- 性別
- 年齢
- 子供の有無(ディスプレイ キャンペーン、動画キャンペーン、Gmail キャンペーンのみ)
- 世帯収入(一部の国でのみ利用可能)
6. 広告グループに追加するユーザー属性セグメントの横にあるチェックボックスをオンにします。
7. [編集] をクリックし、[有効にする] を選択します。
新たな見込み顧客を開拓したい、または今よりも顧客層を広げたいとお考えなら、キャンペーンの一環としてディスプレイ広告を検討してみましょう。上記のようなターゲティング手法をうまく活用することで、あなたのビジネスに興味関心を持ってくれそうな見込み顧客と出会う機会がきっと広がるはずです。