この記事でご紹介する内容
Google 広告は、デジタルマーケティングにおいて大きな効果が期待できるオンライン広告サービスであり、なかでも「検索広告(リスティング広告)」は、初めての方でも簡単に利用でき、かつ顕在顧客に効率的にアプローチすることで高い効果が期待できるのが特徴です。この記事では、AI や動画を組み合わせる方法で大きな成果を出した 2 つの事例を紹介します。検索広告とは
Google 広告で「検索広告」とは、あなたの商品やサービスを検索しているユーザーに表示できる広告です。検索広告は「リスティング広告」とも呼ばれています。少額から始めやすく、なおかつ顕在層に効率的にアプローチできるのが特長です。
2 つの成功事例
検索広告(リスティング広告)を活用した企業のマーケティング施策にはさまざまな成功事例がありますが、この記事では特に初めての方の参考になるように以下の 2 つを紹介します。
- Google の AI を活用した事例
- 検索広告(リスティング広告)にプラスして動画広告を活用した事例
事例 1 : Google の AI による自動入札の活用とインテント マッチの導入でコンバージョン数が 69% アップ
コンバージョン数が 69% 増加した、
<東晶貿易様>の事例です。
- 東晶貿易様は、金融・人材・教育など、
さまざまな業界のインターネット メディアを複数展開する企業です。
- 同社が運営する、フリーランスで働く方とユーザーを結びつけるマッチング サービスを提供する「キャリアガイド」で、Google の検索広告(リスティング広告)を実施。手動入札、かつキーワードの完全一致で運用されていました。
- 市場拡大や競争激化により、
コンバージョン数と ROAS(費用対効果)が伸び悩んでいました。
上記の課題から、自動入札 を導入し、さらにキーワードのマッチタイプをインテント マッチのみに切り替えました。その結果、ROAS(費用対効果)の目標を達成しながら、コンバージョン数を 69% 増加させることに成功しました。
キーワードのマッチタイプには、「完全一致」、「フレーズ一致」、「インテント マッチ」の 3 種類があります。完全一致はキーワードとまったく同じ意味または意図の検索が、フレーズ一致はキーワードと同じ意味の内容を含む検索が、それぞれ広告の表示対象になります。また、インテント マッチは、指定したキーワードに関連する内容の検索が広告の表示対象になります。
インテント マッチにするとキーワードの語句そのものが入っていない検索も含まれるため、「ターゲット以外からのクリックが発生するかも」と心配になるかもしれませんが、Google の AI によりビジネスに関連するユーザーに自動的にアプローチできます。さらに、Google の AI で入札単価の最適化ができる自動入札を組み合わせることで、大きな効果を生み出すことができるのです。
事例の詳しい内容はこちらから
事例 2 : 検索広告(リスティング広告)に動画広告を組み合わせることで、さらに検索広告の効果を高めた
CV(コンバージョン)数を 1.8 倍にした、<オルビス様>の事例です。
- オルビス様は、化粧品、栄養補助食品、
ボディウェアの企画・開発および販売を手がける企業です。
- 競争が激化する化粧品市場でブランド全体のシェア拡大と
新規顧客の獲得が課題になっていました。
上記の課題から、新たなチャネルとして YouTube 広告の動画アクション キャンペーン*1 を開始しました。動画内では、商品の価格に加え、数量限定であることを強調するなどで購入を促すことを意識しました。
さらに動画から検索広告(リスティング広告)へ繋げて CV(コンバージョン)を増やすことを狙い、YouTube 動画を視聴したユーザーが関連語句を検索した際、同社の検索広告を表示できるよう、検索広告向けデータ セグメントも活用。加えて、ショッピング キャンペーン*2、P-MAX キャンペーン*3 と、段階的にコンバージョン数の最大化を図りました。
そして、動画アクション キャンペーンに紐づいた検索広告向けデータ セグメントによって、動画視聴者に対して検索広告で効率的にアプローチすることに成功。さらには、P-MAX キャンペーンなど複数の広告タイプを使い分け、通常の検索広告と比較して新規顧客の CVR(コンバージョン率)が約 1.7 倍に増加し ました。
特に、スマート ショッピング キャンペーンから P-MAX キャンペーンへと移管しながら行った施策では、CV(コンバージョン)数を大きく伸ばすことに成功し、導入前と比較して約 1.8 倍を達成しました。
事例の詳しい内容はこちらから
*1 1 つの自動キャンペーンを使用して YouTube およびそれ以外のさまざまな場所でコンバージョンを促進でき、シンプルで費用対効果が高い。動画アクション キャンペーンは、2025 年第 2 四半期にデマンド ジェネレーションに自動的にアップグレードされます。
*2 ユーザーが広告をクリックする前に販売している商品の詳細を知らせることができるので、効果的に商品を宣伝できる。
*3 キャンペーンを 1 つ作成するだけで、Google ネットワーク全体で宣伝できる。また、Google の AI が自動で目標に合う見込み顧客を見つけ、最適な入札単価で配信する。
Google 広告で「検索広告(リスティング広告)」を始めるためのステップ
「検索広告(リスティング広告)」を始めるためには、まずは以下の 10 のステップを行いましょう。
- まずは Google 広告の基礎用語を知る
- アカウントを設定する
- 予算を設定する
- キーワードを選ぶ
- キーワードのマッチタイプを設定する(ユーザーの検索語句[ユーザーが検索を行う際、検索サイトに入力する語句]との一致度合い)
- ランディング ページを設定する
- 表示するデバイスを決める
- 広告文を作成する
- アカウントを Google アナリティクスと連携させる(任意)
- 広告を投稿して結果を確認する
以上、10 のステップであなたもすぐに始めることができます。
詳しくは、こちらをご覧ください。
まとめ
この 2 つの事例のように、検索広告(リスティング広告)は貴社のビジネスの課題に合わせた活用が大切です。さまざまな組み合わせや最適な設定をすることで、効果を最大化できます。きっと貴社のビジネスでも大きな成果が出せるはずです。
ご質問やご不明な点がございましたら、サポート担当までお気軽にご連絡ください。貴社に合った YouTube 広告のタイプや最適な予算について無料で相談でき、専任のサポート担当が丁寧にお答えします。また、アカウントの設定もサポート担当と一緒に行っていただけます。