YouTube は、日本で多くの人が利用するプラットフォームです。さらにそこで配信される YouTube 広告は、動画広告ならではの視覚と聴覚に訴えかける情報量の多さに加え、Google の AI を活用した高精度なターゲティングによりユーザーの興味・関心を高め、その後の「検索行動」を誘発する強力なトリガーとなります。つまり、広告を見た視聴者が、気になった商品やサービス名を後から検索するという流れを生み出し、潜在顧客の獲得に直結する施策となります。
YouTube ショートも効果的な戦略に
YouTube が持つプラットフォームのパワーは、ショート動画でも顕著に現れており、YouTube ショートのリーチ力は、広告主にとって大きなメリットとなります。視聴習慣化したユーザーに、短時間で商品やブランドの認知を効率的かつ大量に獲得できるため、認知拡大と興味喚起の初期フェーズの必須戦略となっています。
指名検索量が重要に
YouTube 広告の KPI は、指名検索数(ブランド名検索数)に持つことを推奨します。以下のグラフが示す通り、ブランド検索数のシェアと、実際の市場シェアには強い相関*があり、指名検索量は将来の有効な売上を先行して予測する指標となり得るからです。
*Peter Fields and Les Binet, “The Long and Short of It”
指名検索を生み出す方程式
YouTube 広告の強みは、高精度なターゲティングと動画による深いコミュニケーションで、購買意欲を向上できるという点にあります。この強みの核となるのは動画の力です。商品の魅力や情緒的な価値を動画や音声を通じて伝えることで、ユーザーの心に訴求をします。この効果が、Google の AI による高精度なターゲティングと組み合わさることで、能動的な指名検索を生み出すのです。
実際に YouTube 広告を配信したことにより、約 40% のブランドが最初の 1 か月で指名検索数が増加した*という調査結果もあります。また、自社商品を認知・理解したユーザーが増えることで、一般検索からの獲得の質が向上し、CVR の改善も見込むことができます。
*Contagious, ‘Share of Search: the new most important brand metric?’, Aug. ‘20
エンゲージメントを生み出す新たなキャンペーン
指名検索に繋がる中層ファネルでの顧客育成には、エンゲージメントの高い質の高い視聴が必要です。この初期段階に特化して開発されたのが、動画視聴キャンペーンです。
動画視聴キャンペーンは、目標広告視聴単価(CPV)で、Google の AI を活用して、「スキップ可能なインストリーム広告」「インフィード動画広告」「YouTube ショート」の 3 つのユニークなプラットフォームを横断し配信されます。
このマルチ フォーマット戦略により、スキップ可能なインストリーム広告単独と比較して、平均で視聴回数が 40% 増加*1、視聴単価が 30% 低下*2という高い効率性を実現。さらに検索増加率も 25% 向上*3 できるのです。
この動画視聴キャンペーンは、顧客育成ファネルにおいて中核を担う施策として機能します。
*1 Google データ、グローバル、商品パフォーマンス、VVC vs. TrueView インストリームの H2H テスト(2023 年 1 月~2 月実施)
*2 Google データ、グローバル、商品パフォーマンス、VVC vs. TrueView インストリームの CPV ブランド効果測定(2023 年 5 月~12 月実施)
*3 Google データ、グローバル、商品パフォーマンス、VVC vs. TrueView インストリームの CPV 検索効果測定(2023 年 6 月~2024 年 2 月実施)
YouTube 広告の事例
中国のスマートフォン メーカーである Xiaomi から独立したブランド POCO India は、最新モデル「F7」の拡販に際して、YouTube 広告を使ったフルファネル戦略を導入しました。Google のインサイトから、ターゲットを Z 世代の「ゲームに関わるオーディエンス」として、以下の段階的なアプローチを実行しました。
1. 認知促進
ターゲット頻度を設定したスキップ不可のインストリーム広告で、検索意図を促進。
2. 興味育成
動画視聴キャンペーンとゲーム関連オーディエンスをパッケージ化したソリューションを活用し、エンゲージメントを拡大。
3. 獲得
ローンチ後、高い意図を持つトラフィックをマーケット プレイスへ誘導するためにデマンド ジェネレーション キャンペーンを展開。
その結果、この戦略を導入する前と比較して、投資額を半分に抑えつつ、F7 の検索数は 286% 増加。旧モデルの F6 の検索数を 137% 上回り、在庫を完売しました。広告想起、認知度、検討度のリフト調査でも高い水準のベンチマークを上回る成果を達成しています。
検索数の増加(導入前との比較)
検索数の増加(旧モデル F6 との比較)
まとめ
持続的な成長を実現するためには、将来の売上を先行して予測する指標である指名検索数(ブランド名検索数)の最大化が不可欠です。この指名検索の「母数」を増やし、効率的な獲得へと繋げる鍵を握るのが、YouTube 広告です。YouTube 広告の圧倒的な動画訴求力と、 Google の AI を組み合わせた動画視聴キャンペーンを実行することで、潜在層の検索行動を促しましょう。