各質問の関連動画については以下をご覧ください。
- AI を働かせるアカウント設計 - 獲得成果をより加速させる Google 広告の進化
- 検索広告の「新常識」 - AI 最大化設定と共に歩む、これからの運用
- Beyond Search : 進化する機能、そしてパフォーマンスを躍進させる活用術
検索広告
1. P-MAX と AI 最大化設定でマッチングに使用されるシグナルは違うものの、それぞれ検索テーマとキーワードをマッチングのもとにしているのであれば、それぞれ設定する内容は、できるだけ遠いものにするべきですか?
既にそれぞれが同じ目標に向けた設定や構成になっている場合は、そのまま似たテーマの設定で配信いただいても問題ありません(効果が見込める広告が自動的に選定されて配信されます)。もし、それぞれ異なる目標に向けて配信を行いたい場合は、それぞれのテーマに沿った設定を行ってください。
2. 最終ページ URL の拡張について、現状、キャンペーンや広告グループごとに、ファースト ビューの訴求内容が異なる LP を出し分けています。最終ページ URL の拡張をオンにするか、この施策を継続するか迷っています。どうするべきですか?
両方併用いただくことを推奨します。現在の設定でパフォーマンスが出ているのであれば、それを変える必要はありません。そこに追加で設定できるのが強みでもあるため、今の設定に加えて、最終ページ URL の拡張をオンにし、パフォーマンスを見ながら調整いただければと思います。
3. AI 最大化設定を活用する際に、より成果が見えるアカウントにはどのような特徴がありますか?
3 つの機能をすべて併用している場合に、AI 最大化設定経由での配信が最も拡大します。ただ、まだオープンベータ版の段階でもあり、アカウント構成や LP の情報など広告主様ごとに異なる要素も多くあります。そのため、今後より多くの成功要因を抽出し、新しい推奨がわかり次第、皆さまにもご案内します。
4. AI 最大化設定を活用していますが、キーワード拡張までしかできておらず、社内の広告規定があるためテキストのカスタマイズ(広告自動生成)や最終ページ URL の拡張(リンク先などの拡張)までは行えていません。最大化するための、段階的な取り組み方法や推奨工程などはありますか?
まずは、検索語句とのマッチングをご利用ください。アセットに関しては、各広告グループのテーマに沿った内容になっているかを確認し、必要に応じて変更や追加を行ってください。また、ターゲティングのシグナルとして LP の情報も活用しているため、ユーザーが求める情報が LP 内 にあるか、利便性の高いページになっているかなどを確認し、最適化を行ってください。
テキストのカスタマイズについては、オープンベータ版の「テキスト ガイドライン」機能を使用することで、生成される広告文で使用されたくない単語や表現を設定できますので、そちらを適用すれば社内の広告規定をクリアできるか、という点も合わせてご検討ください。
5. AI 最大化設定を導入するにあたり、キャンペーンのパフォーマンスを最大限に発揮するために推奨される予算を教えてください。それとも、制限をまったく設けないのが推奨設定ですか?
予算による制限がかからない設定にすることが重要ですが、もし余力がある場合は、30% 程度の配信増に対応できる予算設定・入札単価設定を推奨しています(現在はオープンベータ版段階での推奨のため、今後アップデートされる可能性があります)。
6. 現在、また将来的にも AI 最大化設定を有効活用していく上で、必要となる LP は今までと異なったものになるのでしょうか?どのようなタイプのものが必要になってくるか、見通しがあれば教えてください。
AI 最大化設定に限らず、今後学習の種になる LP は非常に重要なシグナルとなります。求められる要素自体は変わりませんが、その重要性は今後より増していくことと考えられます。ユーザーが求める情報があり、使いやすい LP になっているかどうかを、ぜひご確認ください。
7. AI 最大化設定を導入する場合、パフォーマンス観点では完全一致キーワードは減らす方が良いのでしょうか?
AI 最大化設定の導入のためにキャンペーンや広告グループの構成を変更する必要は基本的にはありません。ただし、あまりにもテーマが異なるものがまとめられてしまっている場合は整理し、それぞれに合うアセットや LP を設定することを推奨します。また、不要なキーワードについては、最適化案にも表示されるため、ぜひ定期的に削除や追加の提案が出ていないかをご確認ください。
8. テキスト ガイドラインのメッセージ制限機能は自由記述のように見受けられましたが、「こういうフレーズやトーンを出したくない」というだけでなく、「こういうものを出したい」という方向づけに利用することはできますか?
現状は制限のみの機能となりますので、曖昧なガイドラインを追加すると、優れたテキストのカスタマイズ アセットが生成されず、数値的に変化が見られないか、悪化する可能性もあるためご注意ください。将来的には機能として、どのようなテキスト クリエイティブを生成してほしいかの指示を行えるような機能も検討しています。
9. オフライン コンバージョン データ をインポートして最適化ポイントにしていて、日に一度の更新頻度の場合、AI 最大化設定を導入してもリアルタイムで結果が得られず、効果が出にくい可能性はあるのでしょうか?オフライン コンバージョン インポート(OCI)を最適化対象のコンバージョンにする場合の懸念点を確認したいです。
AI 最大化設定に限らず、リアルタイムにコンバージョン データをインポートできる状況がベストではありますが、日次で規則正しくコンバージョン データをインポートできる環境がある場合は、特に影響はありません。
10. 検索広告の AI 最大化設定を使用していないと、AI モードに出る広告には表示できないのでしょうか?
日本でも AI モード、AI による概要内に広告が表示されるようになった場合、配信元となるのは検索キャンペーンでは AI 最大化設定やインテント マッチ、または P-MAX となります。特別な設定は不要で、上記機能や設定をご活用いただくことで、配信機会があれば自動的に配信されるようになります。
11. AI 最大化設定導入後、あまり配信が広がらない場合に考えられる要因や、有効な対策があれば教えてください。
まずは、AI 最大化設定が最も拡大できる設定である、テキストのカスタマイズと最終ページ URL の拡張を併せて利用しているかをご確認ください。それでも広がらない場合、キャンペーンの予算制限が掛かっているケースや、入札目標が厳しすぎて思うように拡大できていないケースもあります。他にも、入稿されている広告アセットのバリエーションが少なかったり、LP として設定されているサイトの情報が極端に少ないもの、例えばログインしないと情報が確認できないページなどでは、AI 最大化設定導入後も拡大しづらい場合があります。今一度、該当キャンペーンの設定内容をご確認ください。
なお、目標広告費用対効果(tROAS)をご利用の場合は、単に入札を強めるだけでなく、スマート自動入札の入札範囲拡大機能もご利用いただけます。
12. AI 最大化設定と P-MAX の併用に関して、シグナルが異なるため併用することで成果改善につながりますか?それぞれのシグナルについて、もう少し詳細な情報を教えていただきたいです。
AI 最大化設定はキーワード、アセット、LP のシグナルを学習し、P-MAX は検索テーマやオーディエンス シグナル、アセット、LP のシグナルを学習します。学習の元となるシグナルは重なる部分もありますが、それぞれをどう組み合わせて学習するかが異なるため、併用することで広告掲載機会を極力逃さないよう配信することが可能です。
13. 検索語句において、インテント マッチと AI 最大化設定の違いは何でしょうか?
インテント マッチ:キーワードに基づき、ユーザーの検索語句へのリーチを拡大する機能です。
AI 最大化設定:インテント マッチのようにキーワードに基づいたターゲティングに加え、アセットや LP のシグナルを学習し、キーワード レスで最も関連性の高い検索語句にもリーチを拡大する機能です。また、ターゲティングに加え、アセットの最適化を行う機能も組み合わせてご利用いただくことが可能です。
以上のような違いはありますが、それぞれ学習するシグナルや配信される組み合わせによっても捕捉できる検索語句が異なってくるため、完全一致やフレーズ一致をメインに利用しているキャンペーンだけでなく、既にインテント マッチをご利用いただいているキャンペーンでも、AI 最大化設定をオンにしていただくことを推奨しています。
14. AI 最大化設定で拡張した検索語句は、キーワードとしても追加していったほうが良いですか?
基本的には追加する必要はありません。ただし、AI 最大化設定によるマッチングから新しい訴求軸や今まで設定していなかったようなテーマが見えてきた場合は、それらのキーワードを追加し、各キーワードに合うアセットもしっかり設定いただくことで、更なる拡張の種になり、関連性の高い広告を配信し続けることができるようになります。
キーワードが極端に少ない場合を除いて、最適化の優先度としては、キーワード追加よりも、アセットの最適化や LP の最適化が最優先となります。キーワードの追加よりも、まずは関連性が高いユニークなメッセージの広告アセットになっているか、LP にユーザーが求めている情報があるかなどを見直していただくことをお勧めします。
15. 予算によるインプレッション シェア損失(予算による制限)が発生している場合、目標コンバージョン単価を引き下げてクリック単価を抑え、獲得件数を最大化すべきですか?
予算による制限のアラートを解消することが目的ではないため、目標アクション単価は、本当に目標としているコンバージョン単価(CPA) をご設定ください。予算制限が解消されたとしても、本来の目標とは異なる CPA に向けた最適化となってしまった場合、学習にも影響が出るため、あくまでも目標としている予算と CPA の設定をお願いします。
16. AI による概要により、今後は SEO の重要性がより上がっていくのでしょうか?
ユーザーがコンテンツを発見する方法は進化し続けていますが、従来の SEO ガイダンスは今も変わらず重要です。詳細はこちらをご覧ください。
デマンド ジェネレーション キャンペーン
1. デマンド ジェネレーションにおいて、配信初期はコンバージョン数の最大化で配信し、コンバージョン数が溜まり次第、目標コンバージョンに変更することを推奨していましたが、これは検索にも当てはまりますか?
初めて配信を行う際に、どの程度の目標を設定すれば良いかわからなかったり、まずは予算をしっかり消化して、どのくらいのボリュームが出るのかを見たいといった場合には、コンバージョン数の最大化から始め、徐々に目標アクション単価を設定するステップを踏んでいただくことも戦略としてはありだと思います。
ただ、最初から目標とする CPA などがある場合には、初期段階から設定いただき、あまりにも配信量が出ないといった問題がある場合に、コンバージョン数の最大化の配信に切り替えるという戦略もあるため、状況に応じて最適なものをご選択ください。
2. 配信チャネルのオススメの組み合わせはありますでしょうか?また、その組み合わせにおいてクリエイティブ アセットのコツがあれば教えてください。
デマンド ジェネレーションでは、原則として全チャネルを組み合わせることが、Google の AI による学習と最適化の観点から最も推奨されます。クリエイティブについては、チャネルごとの Tips はまだオフィシャルに出しておらず、今後出すように検討している段階です。
3. AI 学習の最大化の為に同じコンバージョン目標でアカウントを運用していくという全体の方針は理解しました。
しかし、獲得 (深いコンバージョン)、送客 (浅いコンバージョンやクリック) と、デマンド ジェネレーションの役割を分けて運用することがあります。送客目的でデマンド ジェネレーションを活用する場合、検索でも浅いコンバージョン を含む形で最適化をするのが適切になるのでしょうか?
異なるキャンペーン タイプの目的が同じ場合、同じアカウント内で CV ポイントを統一し、実施することを推奨しておりますが、1 つのアカウント内に 1 つの CV ポイントのみに設定すべきという意味ではありません。
「送客」を目的としたデマンド ジェネレーションを実施される場合、獲得キャンペーンと目的も KPI も違いますので、獲得キャンペーンと切り分けて考えていただければと思います。送客目的のデマンド ジェネレーションに合わせて、ビジネスの必要以上に検索に最適化先を追加する必要はありません。
4. 今後 Google の推奨は、検索、P-MAX、「獲得」を目的としたデマンド ジェネレーション、「送客」を目的としたデマンド ジェネレーション の 4 つのキャンペーンを設定することですか?
獲得領域に関して、獲得の機会を最大に捉えるため、すべてのチャンネル(検索、P-MAX、デマンド ジェネレーション、ディスプレイ)を活用することを推奨しておりますが、もちろん絶対ではないです。リソースや予算に制限がある場合、最も効率的な獲得チャンネルである検索、そして検索を含む P-MAX を優先に実施するのは良いと思います。送客に関して、獲得と評価 KPI は異なるので、獲得施策と別で実施していただければと思います。
5. 「アカウント内の CV ポイントを統一することでアカウント全体での学習をさせるべき」という説明を聞いたことがあります。
この場合、「"不要に"最適化対象の CV ポイントを分けるべきではない」という弱いニュアンスなのか「アカウント内で CV ポイントを統一した方がよい」という積極的な推奨なのか、どちらでしょうか?
たとえば、「送客」を目的としたデマンド ジェネレーションをこれまで獲得中心だったアカウントで新たに実施する際には「アカウントを分けた方がよい」ということでしょうか?
異なるキャンペーンタイプの目的が同じ場合、同じアカウント内で CV ポイントを統一し、実施することを推奨しておりますが、1 つのアカウント内に 1 つの CV ポイントのみに設定すべきという意味ではありません。
「送客」を目的としたデマンド ジェネレーションを実施される場合、獲得中心のアカウントで実施しても良いですし、別のアカウントで実施しても良いです。
6. P-MAX は検索のパフォーマンスがよく、そこに偏る傾向があります。よって、デマンド ジェネレーションでは、新たなターゲティングやオーディエンスの発掘をし、デマンド ジェネレーションで配信設定をしていきたいのですが、それはどのような設定をしたら実現できるでしょうか?
推奨設定の導入 : アセットが十分に設定されていない場合、それぞれのチャネルへの配信が十分になされません。
目標値(CPA や ROAS)の緩和 : 検索面に配信が偏るのは、目標値が厳しくそれ以外への面へ配信する余裕がないことが想定されます。
他キャンペーンタイプを試す : ディスプレイ面や動画面への配信において、クリエイティブを工夫することで配信が拡大する可能性があります。デマンド ジェネレーションなどのキャンペーンを活用しクリエイティブのテストを重ねながら、効率改善の勝ち筋を探してみてください。
P-MAX キャンペーン
1. P-MAX において、YouTube 面で 1 日の予算を超えて大量に配信されるケースがあります。対策やコントロールする術があれば教えてください。
YouTube 面に限らず広告のトラフィックが増える可能性が高い日には、費用が 1 日の平均予算の 2 倍に達する場合がありますが、設定された入札戦略を参照して目標を達成できるように配信を行います。これを直接的にコントロールする方法はありませんが、1 か月のなかで費用が 1 日の平均予算に満たない日との兼ね合いで調整されます。結果として、月の請求額が「1 日の予算 × 30.4 日」を超えることはありません。
2. シグナルの活用について、同一検索テーマ x シグナルごとの網羅などは実施すべきかどうか、効果差分などありそうか知りたいです。シグナルの重要度についても教えてください。
まず前提としてアセット グループは、「セットで配信すべきアセット」や「特定オーディエンスにより関連性の高いアセット」をグループ化するためです。
そのため、検索テーマとシグナルの組み合わせによる網羅性を目的とするのではなく、アセットとオーディエンスの関連性を高めるためにアセット グループを分割することを推奨しております。
加えて、このように網羅性を目的とした設定をしてしまうと、アセット グループの数が大量になり、管理・最適化の観点でもデメリットが生まれる可能性がございますので、基本的にはアセットとオーディエンスの組み合わせで構成をご検討ください。
3. P-MAX もデマンド ジェネレーションも YouTube 面で表示回数が急増し獲得もついてこない事象が度々起きます。制御する方法はありますか?エンゲージ ビュー コンバージョン (EVC) は 1 日の最短にしています。
P-MAX / デマンド ジェネレーションともに設定した入札戦略と目標を達成するために、それぞれのキャンペーン タイプが持つチャネルの中で最適な面に配信を行います。
いただいたケースであれば、エンゲージ ビュー コンバージョン (EVC) のコンバージョン ウィンドウが 1 日に設定されているうえで上記の通り目標を達成するために最適な面への配信を行います。
キャンペーン全体で十分な獲得ができないということであれば、設定いただいている入札戦略及び目標 (tCPA / tROAS など) を見直していただくことをおすすめします。キャンペーン全体で目標が達成できているということであれば、キャンペーン全体として目標を達成するために行われた最適化です。
4. P-MAX にて YouTube 面のパフォーマンスが極端に悪いので、P-MAX は続けつつ同面への配信を抑制したいのですが、どのような方法が考えられますか?
前提として、P-MAX は Google の全在庫から「目標達成に最も寄与する場所」を機械学習が判断するプロダクトです。特定のチャネル(YouTube など)のみを評価や抑制することは、システムが持つ「コンバージョンに至る複雑なパス(例 : YouTube で認知→検索で獲得)」を遮断することになり、結果としてキャンペーン全体の成果を損なうリスクがあります。
まずはキャンペーン全体の CPA/ROAS を確認してください。もし全体の成果が悪い場合は、配信面の抑制ではなく「アセット(動画や画像)の差し替え」や「目標値(tCPA 等)の見直し」を行うのが、機械学習を正しく機能させるための推奨アプローチです。